いや、ボートに乗りたいって言ったの君なんだけど。
泳げないから水に落ちたらどうしよう、とかいってボートに乗っている間、顔がちょっとひきつっていました(^_^;)
例年よりは空いていたと思いますが、それでも池はスワンボートでごった返していて、すぐ近くでも他のボート同士が激突していました。こちらもスワンじゃなくて普通の手漕ぎのボートなので、なかなか操作がままなりません(ボートを漕ぐのは生涯で3回目なんです!)。
「浅いからたぶん歩いて岸まで行けるよ」
私がそういうと笑っていました。
こんにちは。おりかなです。
先日、技能実習生の子とお花見に井の頭公園に行きました。
日本で見る桜は今年で最後だね。日本に来てすぐにコロナが始まっちゃったから、あまり出掛けることができなくて残念だったね。
3年間はあっという間。もう君は故郷に帰るんだね。
介護の技能実習ということで、自分が指導した子達は今のところみんな専門級試験まで合格しています。日本に残ると言っている子達もいますが、3年たったところで国に帰るという選択をした子達もいます。
ベトナムではまだまだ未婚の女性(男性も)は社会的には認められていなくて、ベトナム人の女の子達の結婚しなくちゃという意識は日本よりも強いのです。結婚適齢期なので、国に帰って結婚します。異口同音に彼女たちは言うのです。
技能実習生を受け入れるにあたって、(事業所の思惑とは別に)私は日本にやって来る彼らに、日本を好きになって帰ってもらいたい、と考えました。技能実習の最初の3年間も終わりに近づき、介護についてはある程度教えることはできたと思うけれど、日本の文化についてはどうだったろう。彼らには彼らのネットワークがあるので先に日本に来ているベトナム人たちから日本はこういう国だよ、日本人はこういう人たちだよ、という情報は得ていたと思います。
その情報を上書きするような体験を、私たちは技能実習生たちにさせてあげられただろうか。彼らは日本の、日本人の良いところを知ることができたのだろうか。コロナ禍で行動が制限されたなかで、彼らは豊かな時間を日本で過ごすことができただろうか。
彼らが少しでも日本を好きになって帰ってくれたらいいのだけれど。そしてまた日本に来てくれたら。そのように思えてなりません。
それでは今回はこの辺で。また記事を更新しますので、お待ちくださいね(*´∀`)♪
追伸 実はこのあと帰りに上野公園にも少し寄ってみました。夕方近かったけど人出は多く、一昨年は全部閉まっていた弁天島の屋台もフルオープンでした。夕闇せまる帰り道、いつまでも名残惜しいのでした。