会津駒ヶ岳は虻地獄
温暖化のせいか、檜枝岐村でも近年虻が増えたと宿泊した秘湯のマスターが言ってた
前泊は七入山荘
予約すると早朝に車で登山口まで送っていただけるのだが
さすがに早いかなあと思ったのと
朝御飯を食べたかったのとで
8:44のバスで駒ヶ岳登山口まで
昨日はこの時間にはすでに燧ヶ岳に登頂していたが
車道のどん詰まりから大階段を登りはじめたのがだいたい9:30
駒の小屋着がだいたい13時前だった
今回はバテた
暑かった
それだけではなく
虻にやられた
登りはじめてすぐ
虻の集団がずっとついてくるのだ
他の登山者たちは半袖の人もおり
特段虻に悩まされている感じではなかった
ピンポイントで私たちだけが虻のターゲットになっている感じだった
以前、八ヶ岳の美濃戸口から登ったときも大量の虻に悩まされたが
今回も何かが虻を引き寄せているようだと感じた
しかし、いつもと装備や体調が変わっているわけではない
汗か? 体温か?
何が原因なのかわからなかった
なので一時は下山することも考えた
しかし同行者が
自分も虻にヒーヒー言ってるくせに頑なに登り続けようとするので
タオルで虻を払いながら登り続けた
本当に座って休憩してる間も虻が集まってくるので
ほとんど休むことができなかった
とにかく樹林帯を抜ければ
気温が下がれば虻はいなくなるだろうと思い
進み続けた
タオルででっかい虻(蜂かなとも思ったがウシアブ?)を3匹くらいは叩き落としたのだが
今回はタイツやアームカバーの上からも噛みついてきた
何かチクッとするなと思って見ると虻が止まっているので払い落とす
みたいなことがずっと8合目くらいまで続いた
さすがに参った
もう登頂しないで駒の小屋でごはん食べたら即下山、とか思った
七入り山荘でお弁当をもらってきてたけど
一個しか食べられなかった
おにぎりを同行者と1個ずつ食べた
山でお弁当も食べられないくらい疲れたのははじめてだ
バテて食欲がなかった
アクエリアスとかあんパンだけ食べた
あと持参の水分が足りなくて、水場でも汲んだけど
サーモスのお湯を飲んだ
暑くても篤いお湯が美味しかった
高層湿原は神秘的で小屋までの道もメルヘンチックで美しい山ではある
しかし小屋までの木道が地味にきつくて足がつった
しかし登り続けた
経験的に、足がった時は痛いのを我慢して歩き続けると治る
もちろんナトリウムを摂取したり芍薬甘草湯を飲んだりもするけど
歩けないほど痛い足つりでも、歩いていると治るのだ
小屋では食事は提供していないがペットボトルなどの飲料は販売していた
アクエリアスとお茶を買って
はてさて
山頂まで20分か
足が辛いので自分は小屋で待ってようかと思ったが
はじめて会津駒ヶ岳に登った同行者のために
よし行こうか、山頂まで
やっぱり木道で足がつったけど
会津駒ヶ岳、登頂した
小屋までの下り、同行者が前のめりに転倒して焦った
やばい
一応、立ち上がって歩くことはできたが、足首を捻ったとのこと
途中で足首に湿布を貼ったが
やはり下山途中に足がどうにも痛くなってペースダウン
まあいつものことなんだけど
今日は特に辛そうだった
コースタイム2時間で行くところを3時間近くかかった(登りのコースタイムと同じだ(^_^;))
下山時も虻は大集合
断続的に攻撃してきた
辛かった
山を楽しむことが難しかった
もっとも、無事下山した今は、もう楽しい思い出だけど
これもやばい
辛かったことをとっとと忘れて
楽しいことだけ覚えてるのってやばい
なのでまた山に登ってしまうのだ
でも会津駒ヶ岳はもう5年くらいは登らなくていいかな(^_^;)
ちなみに虻は
二酸化炭素や熱源が好きで、お酒を飲む人にも寄って来るらしい
対策しなくちゃ