技能実習の現場から(technical intern trainee)

ポケトークと技能実習生

こんにちは。おりかなです。

技能実習生受け入れ初期のコミュニケーションをどうするか、というお話です。

ポケトーク推参!

ポケトークをご存じでしょうか。自動通訳機とでも言いましょうか、人がしゃべった言葉を違う言語に翻訳して音声で伝えてくれる機械です。玩具としてもなかなか楽しめます。

私の施設ではベトナム人技能実習生を受け入れるに先だってポケトークを購入しました。なぜなら、

施設の職員にはベトナムに旅行にいったことのある人はいても、ベトナム語で会話のできる人がいなかったからです。

加えて、ベトナム人が必ずしも英語を習得しているとは限らない、という理由もありました。フィリピンとか英語圏から来る技能実習生には有効ですが、外国人がみんな英語を喋れるとは限らないのです。ベトナムはかつてフランスの植民地だった(コーヒーやバインミーなどはフランス文化から取り入れられたものです)ので、フランス語を話すことのできる人はある程度いるらしいですが、英語は平均的な日本人とどっこいどっこいなのです。実際に施設に来た技能実習生の子にきくと、挨拶程度はできます、とのことでした。実際、「Thank You」とか「No」は日常会話のなかでよく使われていますが、けっこう発音も独特です。

技能実習生とのコミュニケーションはどうしても日本語に頼らざるを得ないというのが実情でした。とりあえず、私の施設に来る技能実習生たちは日本語検定N3を取得しているということでした。

さて。

Google先生登場!

実際には、心配したよりはとてもスムーズにコミュニケーションは可能でした。

ポケトークに頼らなくても、だいたいの言葉は理解できているようでした。職員が翻訳のためにポケトークに日本語で話しかけている段階ですでにフムフムと実習生たちは内容を理解してうなずいていたのでした。

仕事をしながら実際指導が始まると、口頭で分かりにくい言葉は、紙に書いて見せていました。ベトナム人技能実習生は漢字もある程度わかりますので、漢字まじりの文字として書くと理解しやすいようでした。

ポケトークは最後の手段でしたが、1台しかない上に、外部に持ち出すことはできません。手もとにポケトークがないときには、スマホのGoogle翻訳を多用しました。ある程度長い文章でも翻訳してくれる上に、音声ではなくてベトナム語の文字に変換して読ませることで、行き違いが起こりにくくなります。また複数の候補を検索することで、翻訳の精度を高めることができたと思います。さらに面倒なときは、画像検索で実物の写真を見せました。そうすると一発です。そのため、技能実習生を指導する時は、手もとにいつも紙とペン、それからスマホを持ち歩いていました。

技能実習生の日本語学習のために

こちらがベトナム語で伝えてあげてもいいのですが、技能実習生が日本語を覚える機会を大切にするために、敢えて日本語で伝える、伝えさせるということも大切です。過保護にしすぎると楽をして勉強がおろそかになってしまいます。

コミュニケーションについては、LINEも使用しました。LINEの良いところは、言葉が文章として残り、時間をかけて内容を検証できることです。口頭の会話だと録音しない限りなにも残りません。

技能実習生の使用しているスマホの基本言語はベトナム語に設定されているようですが、例えば私とLINEするときは日本語で文章を打ってきます。ベトナム語や英語もミックスした文章も書けるようです。そして日本語の文章作成の時間がけっこう短い。どうやってるの? ときいたら、やはり技能実習生もGoogle翻訳を使用しているとのことでした。しかし、そのせいかLINEしてくる日本語が時々おかしな言い方が混じっています。

まとめ

同時通訳的なポケトークの瞬発力は大いに力になります。しかし、長期的にはポケトークに頼らないコミュニケーションの確立が必要ですし、会話だけでなく、文字を使うことも技能実習生への指導では有効でした。入職して1年もたつ頃には、なんやかんやで普通にしゃべっています。ボディランゲージも使えますし、人間には人種の壁を越えてコミュニケートする能力が備わっているはずだから。

ポケトークをお題にしたけど、結局、ポケトーク要らないかもな記事になってしまいました。

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