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井上ひさし「父と暮せば」 原爆の日に

夏が来れば思い出す「父と暮せば」

今日は原爆忌である。井上ひさし氏の戯曲「父と暮せば」にも原爆がいかに悲惨なものかが描かれている。血や残酷な描写はほとんどないけれども。それでもこれを読めば戦争なんて絶対にやってはいけないんだということがわかる。核兵器を使ってはいけないと強く願わずにはいられなくなる。

つい先日も文庫版の「父と暮せば」を引っ張り出してきて読んだ。読みながら何度か涙が出た。

読むと心がきれいになる。たまったストレスを洗い流してくれる。自分を肯定しようという気持ちや勇気が湧いてくる。そんな戯曲だ。111ページ、すぐに読める。それでいて一生(といってオーバーならば、この夏の)心に残る。未体験であれば、あなたも是非!

もう辻萬長さんではないのですね

過去に通算3回、この舞台を観ている。また再演されることがあれば観たい。しかし驚いたことに自分のブログには「父と暮せば」の観劇の記録がなかった。たぶん紙の日記に書いたんだな。

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