発熱、検査、そしてコロナ陽性へ
先日、
入所の対応をした緊急ショートステイの入所者が、検査をしたらなんとコロナ陽性だったケース。もちろん無症状。
ついついこちらも油断してて、入所時PCR検査の結果が出る前に所持品のチェックで口の中に入れていた入れ歯を出してもらって写真を撮ってしまっていたのだ。
コロナは無論、この唾液が飛沫となって粘膜から侵入し、感染する。
私の場合は飛沫になる前の唾液だらけの入れ歯を触ってしまったわけだ。
もちろん、マスクもフェイスシールドも手袋も装着していたのだが、どこかしらからウイルスの侵入を許してしまったのだろう。
まあ、後の祭りだ。ワクチンは最近5回目を打ったばかりだったが。
数日してまず喉に違和感が出て悪寒がして、38℃まで熱が上がった。こいつはまずい。人の事ならさっさと受診を進めるけど、自分の場合になるとこの現実を受け入れるのに半日かかった。
しかしちょうど土曜日だったので、大抵の発熱外来をやっている病院は半日で閉まってしまう。おまけに、どこに電話してももう予約で一杯だった。どうしようか。
仕方がないので自分の職場に電話して検査してもらうことにした。わざわざ検査課の人が残って待っててくれるという。
ただ、公共交通機関を使用することができない。まだ診断が出てないから乗っちゃえ、とも思ったけど、歩いて行くことにした。
職場から歩いて帰ったことはあるが、あれは3.11の東日本大震災の時のことだ。徒歩で一時間かかった。
「一時間で行きます」
そのように言って、熱があると苦しいのでロキソニンを飲んで、たぶん汗をかくから少し薄目の服装にして家を出た。寝坊したときにタクシーで行ったことのある道のりを、徒歩で行く。
歩く速度には自信があるが歩いていくのははじめてだった。やはり近くはない。
それでも、一時間かからずに到着できた。いつもとは違う入り口のインターホンを鳴らして待つ。出てきてくれたのは、私も知っている看護師さんだった。
本当はもう終了している発熱外来で、職員なので特別に診察してもらえたのだ。
問診の後、いったん建物の外に出てテントの中で抗原検査とPCR検査の検体採取をおこなった。綿棒を左右の鼻に突っ込まれるアレである。あまり快適ではない。やってくれたのはフル装備した顔見知りの看護主任さんだった。
「先生がなかなかこられないからちょっと待っててね」といわれて少し待つ。
歩いてくる間けっこう体も軽かったから、もしかしたらただの風邪で陰性かも、なんて期待していたが。
結果はコロナ陽性だった(^_^;)
こりゃあ、クリスマスも大晦日もお正月もないな(^_^;)と半ば諦めつつ、まあ冬休みみたいなものかと、また歩いて家に帰ったのであった。実は相部屋の君がもしものためにと家から付き添って歩いてくれてきていたのだけれど。
その後
熱は数日で収まったけど咳が苦しい。体も怠い。そして今に至る。
Amazonで柴田錬三郎の時代小説を何冊か買った。
さて、隔離明けまでどう過ごそうか(^_^;)