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無言館の思い出

戦没画学生慰霊美術館 無言館

無言館

以前TVで見てからずっと行きたいと思っていた場所である長野県の無言館へ
はじめて訪れることができた

当日は悪天候の予報だったが朝には天気も回復し夏のような陽気となった

別所温泉からバスに乗り山道を徐々に登り無言館入口という駐車場で降車
はてどちらへいけば、と一瞬迷う
スマホの地図を見なかがら公園のなかの道を登っていくとまず第2展示室がありその先に無言館があった
上の駐車場にはけっこう車が停まっていて訪れている人が思ったよりもいた

建物の前で記念撮影してから
あれどこから入るんだろうと思ったら
ふたつあるドアのどちらからでも入れた
入口と明確に表示されていないので少しドキドキしながら押すと
スッとドアは開いた

中はコンクリートの打ちっぱなしの壁
建物は十字架の形になっいる
入口をくぐるともうそこから展示室になっていた
ちなみに無言館の入場料は1000円で入るときではなく出るときに払う仕組みになっている

入ってすぐに目についたのは
顔を削ぎ落とされたような飛行兵の絵だった
十字架の形の館内を壁に沿ってみていく
出征直前まで製作された絵とかは
人物の眼差しもどこか思い詰めたような独特の暗さがあり
添えられた短い文章に思わずじんわりとする
絵は暗い雰囲気のものが多かったが戦地からの手紙は家族や友人を気遣ってか明るい感じのものが多かった
昔の人は字がきれいだった

血やむごたらしい映像があるわけではない
しかし無言館を見れば
戦争が
人の命ばかりでなく
夢や将来の希望や家族の絆など
命ばかりではなく心も奪うものだとわかる
戦争はあってはならないものだとわかる

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