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八ヶ岳 稲子湯旅館に憩う

稲子湯

本当なら昨日、本沢温泉に泊まって山を歩き今日の稲子湯泊の予定だったのだが、天気予報は雨。雨の中を苦労して登っても眺望もないし身体にも良くない。そこで予定を1日ずらしてまずは稲子湯に泊まり、翌日にゅうを経由して白駒池へ。そこで一泊して北八ヶ岳は縞枯山まで行き、ロープウェイで降りる計画を立てた。

登山口として稲子湯は何度も使っているが、稲子湯旅館に泊まるのもお湯に浸かるのも今回が初めてだった。

泊まってみての感想だが、稲子湯、これはまた泊まりに来たい温泉だと言える。良い。

まず、温泉が素晴らしい。鉄の香りの炭酸泉だ。源泉が低温なので沸かしているが、それを差し引いたとしても、なんとも癒されるお湯だ。空いていたのでほぼ貸し切り状態だった。

それから料理が美味しかった。品数も多い。今回はウドの酢味噌和えとかキノコとつくねの鍋、岩魚はよくある塩焼きではなく、パプリカと焼きリンゴをあしらったオーブン焼き? ローストビーフっぽかったのは鹿の肉だろうか。刺身は信州サーモンであろう。

部屋も広くてコンセントもテレビも炬燵もヒーターもティッシュもゴミ箱もあって、浴衣とタオルと歯ブラシまで付いている。

でもちゃんと朝食を朝弁当にしてくれるし、早朝にお湯が欲しいと言ったら電気ポットを出してくれた。

基本、温泉旅館で、半分、山小屋。そんな感じだろうか。そう、山小屋としては破格の居心地の良さなのだ。温泉旅館としても秘湯の宿の雰囲気が十分だ。建物は古いが清潔に保たれている。プライバシーも完全だ。

唯一、弱点をあげるとすれば、やはり設備面かな。トイレが男女で分かれていないところがある(分かれているトイレもある)、一階のトイレが臭う、女性の浴室にはドライヤーがあるが男性用にはない、など。でもそれは山小屋だとしたら普通なんだけどね。

とにかく、八ヶ岳に登るなら宿泊地として稲子湯は候補として是非、検討することをお薦めしたい。玄関を出て5秒でバス停なのもgoodだし。

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