あの人は今どうしているのだろう
今から15年以上前、東京は北千住駅の地下にある、東武線と千代田線の連絡通路にて浴衣姿で演歌を歌っていたホームレスとおぼしき男性のことをごぞんじないだろうか?
けして背は高くなく、少し背骨が横に曲がっているようだった
しかし歌声は低く張りがあって朗々と通路に響きわたるのだった
やがて時が流れ、私は再び同じ場所で彼を見つけたのだが、その時にはもう彼は歌っていなかった
服装も浴衣ではなく、身にピッタリとしたニットっぽい(あるいは女性物の)洋服になっていた
さらに腰は曲がり、足元には通行人が置いたと思われる食べ物の袋などがあり
私は彼の事を知りたいと思ったが、話しかけることもできず、ああ今日もいるなと思いながら通り過ぎるのだった
その頃私は荒川区の学校で働いており、埼玉県から東武線で町屋まで通勤していたのだった
すでに彼は亡くなっている可能性も高く、存命でもいずれかの施設や病院に収容されているものと思う
しかし、あの頃、北千住駅を使っていた人々の記憶の中には彼の姿がまだ残っているのではないだろうか?
その記憶や思い出を共有させていただけたら、嬉しいのである

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