5月8日からの新型コロナ療養期間「発症翌日から５日間の外出自粛が推奨される」とはどういう意味か

2023年5月3日

参考までに

「新型コロナは発症翌日から５日間の外出自粛が推奨される」という通知が発出されました。発症日を０日目として、５日間は療養してくださいということです。６日目の療養解除となります。これはインフルエンザと同じ療養期間です。

ポイントは、症状軽快後２４時間は外出自粛が望ましいこと、発症後１０日間はウイルス排出の可能性があるため、マスク着用やハイリスク者との接触を控えることです。

学校保健安全法への適用はまだですが、文部科学省からも「発症翌日から５日間かつ症状軽快後１日」の出席停止期間を定める意向です。

咽頭痛などの症状が現れた日が発症日となります。

5/1に発症したとすると、第1日目は5/2、第5日目は5/6ということになります。

さらに療養解除(つまり出勤・登校OKになる日)になるのは第６日目ですから5/1に発症した人が出勤したり学校に行っても良くなるのは5/7ということになります！

また、第5日目になっても症状が消失しない場合(熱が下がらない等)、療養期間は延長され、症状が消失した日からさらに24時間の待機が求められます。

ひとつ注意しなくてはならないのは、療養期間が終わったあともしばらくの間は他人に感染させやすい状態になっているということです。

そのため療養期間が終わったあとも他者と接する場合はしばらくの間は(10日間マスク着用が推奨)マスクを着用することが望ましい、高齢者施設などに行く場合は絶対マスクせよ！となります。

そして5月8日の午前0時になったら突然コロナが弱毒化するわけでも感染力が無くなるわけでもないのだということです！

5類に分類が変わっても新型コロナの性質が突然変化する訳ではないのです！

もちろん「推奨」なので法的な強制力はないのですが、高齢者や病気の人など抵抗力の低い人が感染すれば命に関わる場合もありますし、病院や高齢者施設では引き続きマスクをしましょうと言う「通達」が出ています。

マスクや消毒など、他者に感染させないための基本的な対策は今後も必要であるということです。