はじめに
このページでは柴田錬三郎の眠狂四郎シリーズをはじめとする著作から意味のわからない言葉や言い回しを抜書きしてその意味を調べ記録しています。
美しく魅力的な日本語(漢語?)を収集することが目的です。
出典は眠狂四郎シリーズは「無頼控+巻数、ページ(新調文庫)」などのように表記し、それ以外は「作品名+巻数、ページ」を表記する。使用頻度が高いものは代表的な出典のみ示す。
あ行
「烏有に帰す・うゆうにきす」(孤剣五十三次? 上・999)何もなくなること、特に火災にあって焼け尽くすこと。烏有とは何も存在しないこと、架空であることを意味する。「烏(いずく)んぞ有らんや(どうして存在することがあるだろうか、いや、ない)」という漢文の反語の読み方に由来する。中国の歴史書『史記』などに登場する架空の人物「烏有先生(何もない、実在しない先生)」にちなんでいる。決して、烏が真っ黒な鳥だから、烏のように真っ黒な炭になるまで燃え尽くす様子から、ではない。
「烏鷺・うろ」(独歩行? 下・999)囲碁のこと。白黒の碁石をカラスの黒とサギの白になぞらえたもの。
か行
さ行
た行
「闌ける・たける」(無頼控6・213)「闌」は、たけなわ、とも読む。物事が最も盛んな状態になること、またはその盛りが過ぎて衰え始めることを意味する。盛りの時期になる:物事が最高潮や真っ盛り(たけなわ)の状態になること。(例:「日が闌ける」「春が闌ける」) 盛りの時期を過ぎる:ピークを過ぎて終わりに向かい始めること。(例:「年闌けた人」「更(こう)闌ける=夜が更ける」)