昔、私の働いていた荒川区の学校に豊島先生という先生がいてね
面白い先生だった
卓球部の顧問で
区の教職員の交流会みたいなので球技の試合をすることがあって
卓球の大会もあったんだけど
なんと豊島先生は足を骨折していたのに松葉杖をつきながら試合に参加して
優勝(その時は決勝戦でなかなか勝負がつかず、両者優勝となったと記憶している)してしまったのだ
あと釣りも好きで
休みの日に何回か東京湾でタコを釣りに連れて行ってもらったことがある
舟に乗って糸巻きみたいな仕掛けを垂らし海底にいるタコを釣り上げるのだ
酷い船酔いになっけど、タコは釣れた
しかし調理の仕方もわからないのでそのまま実家に持っていき父に茹でてもらったのだった
で、町屋が学区内だったので町屋駅に行くことも何度かあったのだが、そこにある踏切が下りる時に
「トヨシマ来ます! トヨシマ来ます!」
という音声が流れる、というのが学校の先生方の間で有名になっていたのだ
実際に聞いてみると確かに「トヨシマ来ます!」に聞こえるのだ
実際には「電車が来ます」とアナウンスされているのだが音がくぐもって「トヨシマ来ます」にしか聞こえないのだ
あれから◯◯年経って
今日ひさしぶりに町屋駅に行く機会があったのだが
そのアナウンスが聞けるかなと思って待っていたが
流れたのは明確に「電車が来ます」という女性の音声だった
そして踏切自体もなくなってしまっていて少し街並みもきれいになってしまっているのだった
ああなんかちょっと淋しいなあ