職業としての介護(caregiving as a profession)

漢字に正しい書き順はない!

日本の学校で教わる漢字の書き順は、書きやすく、きれいに見えるように考えられたものだが、本来、漢字には正しい書き順というものはない、らしい。

私は昔、特殊支援学級で働いていたことがあるのだけれど、そこで見ていた知的障害のある子達が書く漢字の書き順が、すごく独特だったのを覚えている。

彼らにとって漢字は図形なのだ。

例えば「口」くち、という漢字であれば、私たちは左の縦棒から書いて上の横棒を左から右に向かって書いたりしますが、彼らは一筆書きでクルッと四角形を描くのです。

知的障害のある子供たちは漢字を最少の画数で書こうとする、ようでした。

そして今、私は漢字の口を、クルッと◯で書いています。

例えば「嘔吐」なんかは口の部分は全部◯です。

仕事の申し送りでメモを取るときなどですが、相手が話し終わるより早く書き終わるように、省略と記号を駆使して書き取っていきます。よく、外国語みたいだと他の人には言われます。

字はあまりうまくない方でしたが、今になって自分の書いた時を見ていると、英語の筆記体みたいで、なんとなく規則性もあって美しいようにも思います。

とまれ、漢字の書き順というのは、漢字を美しく書きたいという美意識が産み出した日本の文化かもしれません。

私も人に読ませる文章を書くときは書き順に気を付けて見やすい、読みやすい字を書けるように気を付けようと思います(*´∀`)♪

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