周庭ちゃんはアグネス・チョウ
周 庭(しゅう てい)
(英: Agnes Chow Ting、アグネス・チョウ、1996年12月3日 - )
は、香港の政治運動家。民主派政党・香港衆志の創始者の一人として常務委員などを務めた。自決派。香港では「学民の女神」と呼ばれている。2020年11月、BBCが選ぶ「今年の女性100人」の内の一人に選ばれた。
クラシック音楽を好み、小・中学生の時期は吹奏楽部でフルートを担当した。
日本のアイドル・アニメが好きで、本人は「オタク」を自認している。アニメを見て覚えた日本語での会話も行い、中国から日本のテレビ番組に出演する他、Twitterで日本語での情報発信もしている。日本の芸能人にも関心が高く、モーニング娘。の香港公演に行ったこと、有吉弘行やYoutuberのはじめしゃちょーが好きであることを明らかにしている。また、2020年8月10日に逮捕されたのち、11日深夜に保釈されたときは「(欅坂46の)『不協和音』の歌詞が頭に浮かんだ」と述べた。
同じ香港出身のアグネス・チャンについては「親中派で雨傘運動にも偏見があるようなので好きにはなれない。英語名が似ているのが嫌なのでなんとかしたい(笑)」と述べている。
水泳が得意。水泳に関するエピソードは多く、実際に競泳水着で泳いでる様子をプロモーション動画に載せるほどで、クロール、平泳ぎ、背泳ぎをこなしてたり、クイックターンを披露するなどその動画を見るとかなりの腕前なのがわかる。 もし運動に参加していなければ水泳選手となり肩幅が広くなっているとメディアに語るほど水泳に熱中していた少女時代を送っていた。
香港の民主活動家 周庭氏 “今も身の安全が不安”
2023年12月6日 19時29分
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カナダに滞在していることを明らかにした香港の民主活動家、周庭氏が6日、NHKのオンラインインタビューに応じ、「一番の不安は自分の身の安全だ」と述べ、中国当局に行動を把握されていないか心配だという、今の心境を語りました。
香港の民主活動家の周庭氏は3年前、抗議活動に関連して実刑判決を受けたあと、おととし、刑務所を出所しましたが、12月3日にSNSへの投稿で、ことし9月に香港を離れ、カナダのトロントに滞在していることを明らかにしました。
周氏は6日、NHKのオンラインインタビューに応じ、香港にいたころの状況について、「香港国家安全維持法で逮捕されたことがあまりにも怖くて、PTSDにもなった。警察に、また逮捕されるのではないかという恐怖があった」と振り返りました。
そのうえで、当時、当局にパスポートを取り上げられていたことにも触れたうえで、「何かを変えようという気持ちもあり、カナダの大学で勉強したいと思った」とカナダへの留学を決めた理由を語りました。
また、カナダ滞在後について、「一番心配なのは、海外にいるとされる中国の秘密警察だ。一番の不安は自分の身の安全だ」と述べ、中国当局に行動を把握されていないか心配だという、今の心境を語りました。
そのうえで、香港に戻らないと決断したことについて、「香港は私の家なので、すごくつらく難しい決断だった。ただ、いつか香港が自由や人権が保障される場所になったら、やはり戻りたい」と複雑な思いを語りました。
そして、「私はこの3年間で『恐怖からの自由』がいったい何なのかがすごく分かった。日本の皆さんは、当たり前のように民主主義や、自由、人権の保障を持っている。それを大事にすることが重要だ」と訴えました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231206/k10014280101000.html
香港メディアによると、2014年の香港民主化運動「雨傘運動」のリーダーだった周庭(アグネス・チョウ)氏(23)が10日夜、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕された。また香港警察は同日、外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたなどとして、香港紙、蘋果(ひんか)日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏(71)や同紙社長ら少なくとも9人を同法違反などの容疑で逮捕した。
6月30日に施行された国安法の違反容疑で民主化運動の主要人物が逮捕されたのは初めて。主要メンバーの逮捕が相次ぐ可能性がある。
周氏の詳しい容疑は明らかになっていない。周氏は流暢な日本語を使い、香港民主化運動の理解を求める講演を日本で行ってきた。
また、黎氏が創業した蘋果日報は香港政府や中国共産党への批判的な論調で知られる。警察は同日、同紙を発行する壱伝媒(ネクスト・デジタル)本社を家宅捜索した。黎氏の息子2人も逮捕された。この日の捜査は香港警察内に設けられた国安法部門が指揮した。
実業家の黎氏は香港民主化運動の有力な支援者。黎氏は昨年、米国でペンス副大統領やポンペオ国務長官らと面会。中国当局は反政府デモの「黒幕」「民族のくず」「米英の走狗(そうく)」などと非難していた。
黎氏は国安法施行前の6月下旬、産経新聞のインタビューに「国安法により一国二制度の香港は死に至る」と述べ、「私は(同法違反容疑で)逮捕、収監されるだろう。(公判では)法治と自由の重要性を訴えていく」と語っていた。
黎氏は今年2月と4月にも、違法集会に参加したなどとして逮捕・起訴され、保釈中だった。