BiSH 無限の、永遠にたどり着けない未来
BiSHとは、彼女たちのさらけ出した青春そのものがBiSHでした
それは時に痛くて目をそむけたくなるような、生々しいリアルさに満ちた言葉や表情やダンスでした
表現としてのBiSHは、だから、いわば彼女たちの身を削る、いや、魂を削るパフォーマンスだったのだと思います
いつまでも見ていたいけれど、いつか燃え尽きる時が、きっと訪れる
それを知っているから、私たちは震え、熱狂し、彼女たちBiSHを愛したのだと思う
BiSHはいまだすべてを現してはいない
もっと高いところに到達できたはずだと思っています
まだ完全体じゃない
不完全なままです
でも、それも含めてBiSHなのだと思う
無限の、永遠にたどり着けない未来
それがBiSH、私の愛した彼女たちなのです
その彼女たちの夢が
BiSHという夢が、もうすぐ終わってしまう
悲しく、寂しい
それでも
目をそむけずに見つめていたい
BiSHという奇跡を
その最後の瞬間まで
私の命の中に刻み付けておきたいと思うのです