ささやき(informations)

徒花団「百景荘」

徒花団「百景荘」

2006.8.6 荻窪 旅館西郊 開演19:00

夜勤明け。ひとりで。

鏡越しに石川油嬢のヌードが見えた。

一時間半の舞台だったけど、ず~っと体育座りはきつい。
それが第一の感想だ。
台詞も感情もわかりやすかった。それだけ彼らを見慣れたのかもしれない。
ここがクライマックスだってわかった。
新鮮さは減少した。やってることはずっと同じだから。良く悪くも。
役者の素なのかと思ってしまうほど演技は自然で上手かった。
おもしろかったかというとそうでもなかった。
作品の出来不出来というよりも、自分の求めるものが変わったからだと思う。

彼らはよく本物の喫茶店とかで芝居をする。今回は本物の旅館。セットじゃないからリアルだ。
本物だから当然だけど。
収容人数がどうしても少なくなってしまうという欠点はあるが臨場感がある。
自分が透明人間になってのぞき見してるような気分になる。
野田秀樹がシンプルな道具で、観客の想像力で観せるのと対照的でいい。
そこ、とってもおもしろい。

次回もまた観に行きたいと思う。

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