技能実習生を通してみたベトナム人の食文化
こんにちは、おりかなです(このスタイルも久々ですね、そして久々の技能実習生ネタ)
今回はベトナム人技能実習生にまつわる食のお話です
技能実習生の食べ物いろいろ
さて、私はうちで働いていた技能実習生の子を時々食事に連れていくことがありました。
いろいろ行きましたが、私のところで働いていた子は韓国料理をよく食べに行きたがました。たぶん辛いのが舌に合ったのだと思います。帰国間近の頃は牛タンをよく食べていました。あと甜茶(ゴンチャ?)かな、タピオカ入りのミルクティーが好きでしたね。ジャンクフードは体によくないからと言ってハンバーガーは食べたがりませんでした。ケンタッキーにも連れていったけど、ケンタはベトナムにもあるそうですが味付けがちょっと違うと言っていました。
ベトナム人の味の好みですが、基本的には辛いものが好きなようです。
ベトナム料理と言えばタイ料理ほどは辛くない、というのが日本での私の感想ですが、あれはおそらく日本人の舌にも合うようにアレンジされたベトナム料理なのだと思います。
本場のベトナム料理にも例えばブン・ボー・フエみたいに目ん玉飛び出しそうなくらい、汗が止まらなくなるような辛さの料理がいくつもあるのです。
現にうちで働いていた子はタッパーに入れた青唐辛子の刻んだのをバリバリ食べていましたし、何かの料理に一味唐辛子をドバドバ振りかけていました。
辛いものが常に食卓にある(LINEの写真とかでは食卓じゃなくて床や外の打ちっぱなしのコンクリート? なんかの上に直にお皿を並べて食べているっぽいのも見かけるので、必ずしもテーブルは必須ではないようですが)そういう食生活なのだと思います。
ご存じの通り、タイもベトナムも地理的にはごく近いことでありますし。
ちなみに青唐辛子の子は「かいわー(cay quá」と言っていたので、辛さを感じないわけではなく、辛いのが好きなのだと思います。
それからベトナム人は基本的には生の魚や生の肉を食べません。生の肉は気持ち悪がります。
何度かお寿司屋さんに連れていったのですが、いちばんよく食べていたのはガリでした。イクラなどの魚卵もちょっと手をつけられない感じでした。
肉にしても、日本でステーキなどを頼むと大概レアで出されるのですが、ベトナムの子はそれが信じられないようで驚いていました。
おそらく気候や鮮度の問題でベトナムでは一般的には肉をよく焼いて火を通してから食べるのでしょう。
鮮度でも寄生虫などの点でも安全な肉だと説明しましたが食べなれるまでしばらくかかったようでした。
でも肉は好きなようで、後にはよく牛タン屋に連れていかされました(^_^;)
あとベトナムの子が気に入った食べ物と言えば鰻の蒲焼き(うな重)です。これは小骨もあって甘い味付けですが気に入った様子でした。もっとも、重箱に盛られたご飯をお箸では食べにくかったようで(ベトナムでもお箸を使うはずなのですが)鰻を食べるときはお店の人にスプーンを持ってきてもらって食べていました。
上着を脱がないベトナム人
それから、始めのころ、食事につれていって面白いなと思ったことが、ベトナムの子が上着を脱がないことでした。
お店に入って私は上着を脱いでから席につきますが、ベトナムの子は上着(コートなど)を着たまま席につくのです。
しかもそれで食事もする。
なぜだか理由はわかりませんが、ベトナムでは外に食事にいってもみんなこうだと言っていました。盗難を警戒しているのでしょうか?
しかし、後にはお店の中では上着を脱いで食べるようになりましたが、不思議だなあと思いました。
あと、これは余談ですがお豆腐の事。
ベトナムにもお豆腐があるそうですが硬いらしい。日本のお豆腐は柔らかくて美味しいと言っていました。
基本、自炊そして手弁当です
さて、そんな技能実習生の子たちですが、寮では自炊しているのです。炊飯器でお米を炊いて、肉や魚を切って野菜と炒めて食べているようです。始めのころ、いちど私の分のお弁当を作って持ってきてくれました。ちょっと辛かったけど美味しかった。味付けは独特でしたが。いつもお弁当を作って持ってきています。偉いと思います。そんな私はコンビニ弁当です(^_^;)
それでは今回はこの辺で
また記事を更新しますね
おりかなでした