「自分らしく」生きるとは?
地域包括ケアなどで語られる「自分らしく」生きるとはどういうことか。
私はそれは「本人による選択が尊重されている」状態であると考えます。
施設での生活は不自由なことも多いし、入所者の希望が叶えられる機会は特にコロナ禍の現在、極めて少ないと言えます。
その中にあっても、日々の行動において本人の選択の機会が保証されていること、生活する上で本人の選択が反映されていることが「自分らしい生活」であろうと思います。
地域包括ケアシステムと地域共生社会
■地域包括ケアシステム
重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制
老人保険施設は地域包括ケアの中心施設と言われている
■地域共生社会
福祉は与えるもの、与えられるものといったように、「支え手側」と「受け手側」に分かれるのではなく、地域のあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成し、公的な福祉サービスと協働して助け合いながら暮らすことのできる社会
まとめ
地域包括ケアシステムは地域共生社会の中の高齢者部門というようにとらえるとわかりやすいかもしれないですね。