こんばんは、おりかなです。
あなたはストレスに強い方ですか? コロナ禍での介護、特に施設内で陽性者が発生した場合など、介護職も非常に強いストレスのもとで仕事をすることになります。
またそうでなくても、日常の仕事のなかで多くのストレスにさらされていることでしょう。そのほとんどは職場での人間関係に起因するものではないでしょうか? 実際、人間関係のストレスは介護職の離職理由の主なもののひとつに数えられるものです。
そして職位が上がれば人間関係のストレスは更に増加します。嫌いな職員とも話をしないわけにはいきませんから。また時には言いにくいことも敢えて言わなくてはならない場合もあるでしょう。
長く仕事を続けていくにはストレスに打ち勝たなければならない。
介護の仕事に限りませんが、ストレス耐性は無いよりはあった方がいいと思います。そしてストレス耐性は意識すればある程度は身に付けられるものだと思います。今回は介護職のストレス耐性向上についてお話しします。
ストレス耐性を身につけよう!
介護の仕事はストレスフルです。
何故かと言えば、サービス業であるという側面があり、入所者のタイミングで動かないといけないからです。入所者からのコールが鳴ったら自分の作業を中断して対応しますし、転倒リスクの高い人が不意に立ち上がって歩き始めるときもあります。夜中に1人でおむつ交換に回っているときに、複数の入所者から同時にコールが鳴ることもあります。
また、多職種間でのヒエラルキーの問題もあります。近年の地域包括的ケアのモデルでは、建前上は、医師も含めてすべての職種は入所者を中心にして対等に連携していることになってはいますが、実質的には介護職の立場はまだまだ低いと感じます。だからある程度の年数を介護職として働いた後に看護学校に入ったりケアマネの資格を取ったりして辞めていく人があとを絶たないのです。介護という仕事には携わるけれども他の職種へとシフトしていくのです。一生続けていくには、介護職の社会的地位は低い。年収も低い。特に男性は独身の間はよくても、結婚するときや子供ができたときに胸を張って介護やってますって言いにくいのだろうと感じます。また、ある程度年配の人や他の職種から介護に移ってきた人なども根底には他職種への劣等感を抱えているのではないか。それは私自身も感じていることなのですが。私が今やろうとしていることは介護職としての介護職の地位向上であり、それが叶わなかったとき、もしくは叶ったときに私はこの仕事を辞めるのではないかと思います。
少し話がそれました。
一般的に介護職の離職理由のトップ3は「仕事への不安」、「人間関係」、「腰痛などの体調不良」によるものだそうです。
「仕事への不安」というのは、自分の介護技術がこれでいいのか、とか介助中に利用者に怪我をさせたらどうしよう、ということだそうです。
え? 不安だったら勉強すればいいのに? これって自分で解決できる不安じゃないのかな、と思いませんか。なので私はこれが退職理由だということには疑問を感じてしまうのですが、本当の理由(退職時の面談などで上司に話す理由ではない理由)は仕事への「不安」ではなくて「不満」なのだと思います。
そしてそれは、職場の「人間関係」に収斂される。自分はこういう風に介護したいのに出来ないのはアイツとアイツがいて私の意見が通らないからだ、じゃあ辞めちゃおう。と、こういうわけなのだと思います。邪魔な人間が辞めて環境が変わるまで耐えて待つ、ということができる人間はまれなのかもしれません。私はいつも最後の1人になるつもりで働いていましたが、同じところに長く勤めることのメリットとして、職場内での自分の序列が上がり自分の意見を通しやすくなることがあります。辞めないことはそれだけで積極的な行動、攻撃になるのです。
逆境をどのようにとらえるか
ストレス耐性を高めるための思考として、私は「逆境をどのようにとらえるか」が大切だと考えます。
私の例で言うと、私はほとんどの業務は遊びだと思っています。いかに入所者を笑顔にできるかというゲームです。利用者の満足度を保ちながらいかに速く、きれいに業務を遂行できるかというゲームです。
急な欠勤者が出て人数が少ないときも、辛い環境のときも、それが逆に燃えるのです。少ない人数でいかに安全に業務を回すかというゲームです。
遊び、というのは少し度が過ぎているかもしれませんが、要は逆境を自分の成長のための機会ととらえて挑戦しようという気を起こせばよいということです。嫌いな人間との仕事も、反面教師として、自己を客観的にとらえる機会になります。
四面楚歌に近いときにも、私はいつも「自分が磨り減っているんじゃない、これは自分を研ぎ直しているのだ」と考えていました。そして1日1日が終わるときには、必ず悩みごとのいくつかは必ず解決、または消失しているものでした。ただ耐えるだけではなくて、耐えれば解決するというマインドです。もっと言うと、悩みごとは耐えるだけで解決する。
ただし、安全装置として、頭のどこかでは自分が壊れるくらいならいつでもこんな仕事は放り出してやる、ということも同時に考えていたりします。自分のための仕事であって、仕事のための自分ではない、ということです。アクセルもブレーキも、リセットボタンも自分が持っているのです。
辛かったら投げ出してもいい、でも職場の環境を変えるためには時には耐えることも有意義だ。耐えるには、逆境も自分が成長するためのチャンスととらえて、楽しんで働くことだ。現状を耐えるんじゃなくて、楽しむんだ。
それでは今回はこの辺で。また記事を更新しますのでお待ちくださいね(*´∀`)♪